シンボリックリンクには、ハードリンクとソフトリンク(シンボリックリンク)の2種類があります。これらのリンクは、ファイルやディレクトリを参照するための異なる方法を提供しますが、それぞれには以下のような違いがあります。
ハードリンク:
- ハードリンクは、同じファイルシステム内のファイルに対してのみ作成できます。
- ハードリンクは、オリジナルファイルの実際のデータブロックへの直接的な参照を提供します。
- ハードリンクが削除されても、オリジナルファイルは影響を受けません。また、オリジナルファイルが削除されても、ハードリンクを通じてファイルの内容にアクセスできます。
- ハードリンクは、ディレクトリに対して作成することはできません(ルートディレクトリを除く)。
ソフトリンク(シンボリックリンク):
- ソフトリンクは、異なるファイルシステム間でも作成できます。
- ソフトリンクは、オリジナルファイルへの間接的な参照を提供し、オリジナルファイルのパスを指します。
- ソフトリンクが削除されても、オリジナルファイルは影響を受けませんが、オリジナルファイルが削除されると、ソフトリンクは壊れたリンクとなります。
- ソフトリンクは、ファイルだけでなくディレクトリに対しても作成できます。
これらの違いから、どちらのリンクを使用するかは、特定の状況や要件に応じて決定することができます。