docker ps -aで表示されるものは?
docker ps -a
コマンドはDockerで管理されているすべてのコンテナ(稼働中、停止中、その他の状態)のリストを表示します。通常の docker ps
コマンドは稼働中(Running)のコンテナだけを表示しますが、 -a
オプションを付けることで、すべてのコンテナが表示されます。
表示される主な情報は以下の通りです:
- CONTAINER ID
: コンテナの一意なID。
- IMAGE
: コンテナを作成するのに使用されたイメージ。
- COMMAND
: コンテナが起動する際に実行されるコマンド。
- CREATED
: コンテナが作成されてからの経過時間。
- STATUS
: コンテナの状態(例:Up, Exited, etc.)および稼働している場合の経過時間や停止している場合の終了コード。
- PORTS
: コンテナが公開するネットワークポートと、それらがどのホストポートにマッピングされているか。
- NAMES
: コンテナに付けられた名前。
例えば、以下のような出力が考えられます:
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES a1b2c3d4e5f6 nginx:latest "/docker-entrypoint.…" 2 hours ago Up 2 hours 0.0.0.0:80->80/tcp my_nginx_container 7890ab1234cd mysql:5.7 "docker-entrypoint.s…" 3 days ago Exited (0) 3 hours ago my_mysql_container
この例では、nginx:latest
イメージから作成された my_nginx_container
という名前のコンテナが稼働中(Up)であり、mysql:5.7
イメージから作成された my_mysql_container
という名前のコンテナが停止中(Exited)であることがわかります。それぞれのコンテナは独自の CONTAINER ID
によって識別されています。