セッションストアとは

セッションストアは、Webアプリケーションのセッション管理に使用される技術です。

Webアプリケーションでは、ユーザーがログインした後に、そのユーザーに関連付けられたセッション情報を管理する必要があります。

セッション情報には、ユーザーの識別子、設定、カート内の商品、お気に入りの商品などが含まれます。

セッションストアは、このセッション情報を保存するためのデータストアです。

セッション情報は、Webアプリケーションの一連のリクエストで永続的に保持する必要があります。

セッションストアは、データベースやファイルシステムなど、様々な方法で実装されることがあります。

AWS Elasticacheを使用することで、高速なセッションストアを実現できます。

Elasticacheは、RedisやMemcachedのようなキャッシュストアを提供し、高速な読み取りアクセスを可能にします。

Elasticacheを使用することで、セッションストアのスケーリングと高可用性を簡単に実現できます。

 

セッションストアをプログラミングしてみてください。Python

セッションストアを実装するには、まずセッション情報を格納するデータストアを選択する必要があります。

ここでは、Redisを使用してセッションストアを実装する例を示します。

まず、RedisのPythonライブラリであるredis-pyをインストールします。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。

pip install redis

 

次に、以下のようなPythonコードを書いて、セッションストアを実装します。

import redis
import uuid
import json
from datetime import datetime, timedelta

class SessionStore:
def __init__(self, host, port):
self.redis = redis.Redis(host=host, port=port)

def create_session(self, user_id):
session_id = str(uuid.uuid4())
session_data = {
"user_id": user_id,
"created_at": datetime.now().strftime("%Y-%m-%d %H:%M:%S")
}
self.redis.set(session_id, json.dumps(session_data))
return session_id

def get_session(self, session_id):
session_data = self.redis.get(session_id)
if session_data:
self.redis.expire(session_id, timedelta(days=1))
return json.loads(session_data)
return None

 

このコードでは、Redisに接続し、セッションを作成するcreate_sessionメソッドと、

セッションIDを使用してセッションデータを取得するget_sessionメソッドを定義しています。

セッションIDは、uuidモジュールを使用して生成されます。

セッションデータは、ユーザーIDと作成日時を含む辞書として定義され、JSON形式でRedisに保存されます。

セッションは有効期限を持ち、デフォルトでは1日で期限が切れます。

 

この例では、Redisにセッションデータを直接保存していますが、

実際のアプリケーションでは、セッションデータの暗号化や署名などのセキュリティ機能が必要になる場合があります。

また、セッションストアは、Elasticacheなどの高速でスケーラブルなキャッシュストアを使用することで、

アプリケーションのパフォーマンスを向上させることができます。

 

セッションストアをjava/tomcatでプログラミングしてみてください。

Java/Tomcatでセッションストアを実装するには、Tomcatのセッションマネージャーを使用して、セッションデータをデータストアに保存するように構成する必要があります。以下の例では、Redisをデータストアとして使用する場合を示します。

まず、以下のようなTomcatのコンテキストXMLファイルを作成します。

 

<Context>
<Manager className="org.apache.catalina.session.PersistentManager">
<Store className="org.apache.catalina.session.RedisSessionStore"
redisHost="localhost"
redisPort="6379"
database="0"
maxInactiveInterval="3600" />
</Manager>
</Context>

 

 

このコンテキストXMLファイルは、Tomcatが起動時に読み込まれ、Redisをデータストアとして使用するように構成されます。RedisSessionStoreクラスは、TomcatのPersistentManagerインタフェースを実装し、セッションデータをRedisに保存するようになっています。

次に、Tomcatのクラスパスに、RedisSessionStoreクラスとRedis Javaクライアントのライブラリを追加します。Tomcatのlibフォルダーに以下のファイルを配置してください。

  • jedis-3.6.0.jar
  • tomcat-redis-session-manager-2.2.2.jar

これで、TomcatのセッションマネージャーがRedisをデータストアとして使用するように構成されました。セッションデータはRedisに保存され、セッションIDはCookieなどの方法でクライアントに送信されます。

Javaコードでセッションを使用する場合は、以下のようにセッションオブジェクトを取得できます。

 

HttpSession session = request.getSession();
String userId = (String) session.getAttribute("userId");

 

この例では、HttpServletRequestオブジェクトからHttpSessionオブジェクトを取得し、セッションIDを使用してセッションデータを取得しています。セッションデータは、セッションオブジェクトのgetAttributeメソッドを使用して取得できます。

以上のように、TomcatとRedisを使用することで、高速でスケーラブルなセッションストアを実装できます。

 

セッションストアはどのタイミングでプログラミング実行するべきですか?それはなぜですか?

セッションストアのプログラミング実行は、Webアプリケーションの初期化時に実行するのが一般的です。

具体的には、Webアプリケーションが起動した際に、セッションストアに接続し、必要な初期化処理を行います。

 

セッションストアは、Webアプリケーションのセッション管理に使用されるため、Webアプリケーションの起動時に必要な初期化処理を行うことが重要です。

初期化処理には、セッションストアに接続するための設定や、必要なセッション情報の初期化などが含まれます。

また、セッションストアのプログラミング実行は、スケーラビリティと可用性を考慮する必要があります。

たとえば、AWS Elasticacheを使用する場合は、Auto Scalingグループを使用して、セッションストアを自動的にスケールすることができます。

この場合、Auto Scalingグループの起動構成で、セッションストアに接続する必要があるため、プログラミング実行を適切なタイミングで実行する必要があります。

 

さらに、セッションストアにはセキュリティ上の懸念があります。

Webアプリケーションがセッションストアに接続する前に、適切な認証やアクセス制御を実行する必要があります。

このため、セッションストアのプログラミング実行は、Webアプリケーションのセキュリティ設定と密接に関連しています。

以上のように、セッションストアのプログラミング実行は、Webアプリケーションの初期化時に実行することが一般的です。

ただし、スケーラビリティ、可用性、セキュリティに対する考慮も必要です。

 

Webアプリケーションの初期化は具体的にどのようなことを行うのですか?

Webアプリケーションの初期化は、以下のような処理を含みます。

  1. セッションストアの初期化:セッションストアに接続し、必要な初期化処理を行います。例えば、Redisを使用する場合は、Redisに接続し、必要なデータベースやキャッシュ設定を行います。
  2. データベースの初期化:データベースに接続し、必要なテーブルやインデックスを作成します。また、初期データの投入なども行います。
  3. セキュリティの初期化:Webアプリケーションのセキュリティ設定を行います。例えば、認証やアクセス制御の設定、SSLの有効化などが含まれます。
  4. リソースの初期化:Webアプリケーションで使用するリソースの初期化を行います。例えば、キャッシュ、メールサーバー、S3などのストレージなどが含まれます。
  5. ログの初期化:Webアプリケーションのログ設定を行います。例えば、ログ出力先、ログレベルなどが含まれます。

これらの初期化処理は、Webアプリケーションの起動時に行われ、必要な設定やデータを準備するために行われます。

Webアプリケーションの初期化は、安定した運用のために非常に重要な処理であり、

初期化に失敗するとWebアプリケーションが起動しないなどの問題が発生することがあります。

したがって、十分なテストを実施し、初期化処理のエラーを検出するための適切なツールやログ出力を用意することが重要です。

 

Webアプリケーションの起動は具体的にどのように行うのですか?

 

Webアプリケーションの起動は、以下のような手順で行われます。

  1. Webサーバーの起動:WebアプリケーションをホストするWebサーバーを起動します。一般的なWebサーバーには、Apache、Nginx、IISなどがあります。
  2. デプロイ:WebアプリケーションをWebサーバーにデプロイします。一般的なデプロイ方法には、手動でファイルをコピーする方法、FTPを使用する方法、CI/CDパイプラインを使用する方法などがあります。
  3. 初期化:Webアプリケーションの初期化を行います。先ほど説明したように、セッションストアの初期化、データベースの初期化、セキュリティの初期化、リソースの初期化、ログの初期化などが含まれます。
  4. Webアプリケーションの起動:Webアプリケーションのコンテナが起動し、Webアプリケーションが実行されます。
  5. エンドポイントの公開:Webアプリケーションのエンドポイントを公開します。エンドポイントには、ドメイン名、IPアドレス、ポート番号などが含まれます。
  6. アクセステスト:Webアプリケーションにアクセスし、正常に動作していることを確認します。アクセステストには、ブラウザを使用したテスト、curlやPostmanなどのAPIクライアントを使用したテスト、ロードテストなどがあります。

以上の手順でWebアプリケーションを起動します。Webアプリケーションの起動には、多くの工程が含まれるため、エラーが発生しやすいことに注意する必要があります。エラーの検出と解決には、ログ出力、監視、エラー通知などの適切な手段を用いることが重要です。

 

Apache/PHPでセッションストアをプログラミングする方法を教えてください。

Apache/PHPでセッションストアをプログラミングするには、以下の手順を実行します。

  1. セッションストアの設定 Apache/PHPでセッションストアを使用するには、まず、php.iniファイルを編集して、セッションストアの設定を有効にします。以下のような設定を追加します。
session.save_handler = redis
session.save_path = "tcp://<Redis host>:<Redis port>"

 

この設定は、Redisをセッションストアとして使用する場合の例です。session.save_handlerパラメータには、使用するセッションストアの種類を指定し、session.save_pathパラメータには、セッションストアの接続情報を指定します。この例では、Redisのホスト名とポート番号を指定しています。

 

  1. セッションの開始 セッションストアを使用するには、セッションを開始する必要があります。以下のようなコードを使用して、セッションを開始します。
session_start();

 

このコードは、現在のセッションを開始し、セッションIDを生成します。セッションIDは、クッキーやURLパラメータなどを使用してクライアントに送信されます。

  1. セッションデータの読み書き セッションストアに保存されたセッションデータを読み書きするには、$_SESSIONスーパーグローバル変数を使用します。以下のようなコードを使用して、セッションデータを書き込みます。
$_SESSION['username'] = 'John';

このコードは、$_SESSION変数に、キーが「username」、値が「John」の要素を追加します。このデータは、セッションストアに保存されます。

セッションデータを読み込むには、以下のようなコードを使用します。

 

$username = $_SESSION['username'];

 

このコードは、$_SESSION変数から、キーが「username」の要素を取得し、変数$usernameに代入します。

  1. セッションの終了 セッションを終了するには、以下のようなコードを使用します。
session_unset();
session_destroy();

 

このコードは、現在のセッションの変数を削除し、セッションIDを無効にします。この後、新しいセッションを開始することができます。

以上が、Apache/PHPでセッションストアをプログラミングするための基本的な手順です。セッションストアとしてRedisを使用する場合は、

Redis用のPHP拡張機能をインストールする必要があります。

Redis用のPHP拡張機能は、PECLリポジトリからダウンロードできます。以下のコマンドを使用して、Redis用のPHP拡張機能をインストールします。

pecl install redis

 

インストールが完了したら、php.iniファイルを編集して、Redis用のPHP拡張機能を有効にします。

extension=redis.so

また、Redis用のPHP拡張機能を使用するには、Redisサーバーに接続するための情報を指定する必要があります。接続情報は、以下のようなコードで指定できます。

$redis = new Redis();
$redis->connect('<Redis host>', <Redis port>);

 

このコードは、Redisサーバーに接続するためのRedisクライアントを作成し、Redisサーバーのホスト名とポート番号を指定しています。接続情報は、session.save_pathパラメータにも指定する必要があります。

session.save_path = "tcp://<Redis host>:<Redis port>"

これらの設定を行うことで、Apache/PHPでRedisをセッションストアとして使用することができます。

ただし、セキュリティ上の問題に対処するために、セッションストアに保存されるデータの暗号化や、適切なアクセス制御の設定などが必要です。

 

セッションストアを利用しない場合セッション管理はどのように行うべきですか?

セッションストアを利用しない場合、セッション管理を行うには、以下のような方法があります。

  1. クッキーを使用する セッションIDをクッキーに保存し、クッキーからセッションIDを読み込む方法を使用することができます。ただし、クッキーはクライアント側に保存されるため、クッキーの内容が改ざんされる可能性があるため、セキュリティに問題があります。
  2. URLパラメータを使用する セッションIDをURLパラメータに含め、URLパラメータからセッションIDを読み込む方法を使用することができます。ただし、URLパラメータはブラウザの履歴に残るため、セキュリティに問題があります。
  3. データベースを使用する セッションIDとセッションデータをデータベースに保存し、セッションIDをクライアントに送信する方法を使用することができます。ただし、データベースへのアクセスが頻繁に発生するため、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。

これらの方法は、セッションストアを使用する方法に比べて、セキュリティやパフォーマンスの問題があるため、セッションストアを使用することが推奨されます。

ただし、セッションストアを使用できない場合は、上記の方法を使用することでセッション管理を行うことができます。

 

セッションストアとして利用できるAWSサービスは?

AWSでは、以下のようなサービスがセッションストアとして利用できます。

  1. Amazon ElastiCache Amazon ElastiCacheは、RedisやMemcachedといったインメモリキャッシュを提供するフルマネージド型のサービスです。セッションストアとして使用する場合、ElastiCacheにセッションデータを保存することができます。
  2. Amazon DynamoDB Amazon DynamoDBは、NoSQLデータベースサービスであり、高速かつスケーラブルなデータベースを提供します。DynamoDBを使用してセッションストアを実装することができます。
  3. Amazon Aurora Amazon Auroraは、MySQLやPostgreSQLといったリレーショナルデータベースを提供するフルマネージド型のサービスです。セッションストアとして使用する場合、Auroraにセッションデータを保存することができます。
  4. Amazon RDS Amazon RDSは、MySQL、PostgreSQL、Oracle、Microsoft SQL Serverなどのリレーショナルデータベースを提供するフルマネージド型のサービスです。セッションストアとして使用する場合、RDSにセッションデータを保存することができます。

これらのサービスは、高可用性、耐久性、スケーラビリティ、セキュリティといった面で優れており、セッションストアとして使用することができます。ただし、利用するサービスによっては、料金や機能面で異なるため、使用前に十分に調査する必要があります。

 

セッションストアをRDSではどのように実装するのでしょうか?

RDSをセッションストアとして使用する場合、以下の手順で実装することができます。

  1. RDSインスタンスの作成 まず、RDSコンソールからRDSインスタンスを作成します。RDSインスタンスのエンジンは、MySQL、PostgreSQL、Oracle、Microsoft SQL Serverなどから選択することができます。セッションストアとして使用する場合、インスタンスタイプやストレージの容量などを適切に設定する必要があります。
  2. テーブルの作成 RDSインスタンスにセッションデータを保存するためには、セッションテーブルを作成する必要があります。セッションテーブルには、セッションID、セッションデータ、有効期限などのカラムを含めることができます。

以下は、MySQLを使用する場合の例です。

CREATE TABLE session (
session_id VARCHAR(128) NOT NULL PRIMARY KEY,
session_data TEXT,
expires TIMESTAMP NOT NULL
);

 

  1. セッションデータの読み書き セッションデータを読み書きするには、以下のようなコードを使用します。
// セッションを開始する
session_start();

// セッションデータを書き込む
$_SESSION['username'] = 'John';

// セッションデータを読み込む
$username = $_SESSION['username'];

// セッションを終了する
session_unset();
session_destroy();

 

セッションデータを読み書きする際には、クエリを使用してRDSインスタンスのセッションテーブルにアクセスし、セッションデータを保存または取得する必要があります。

  1. セッションの有効期限の管理 セッションストアを使用する場合、セッションの有効期限を管理する必要があります。セッションストアには、セッションIDとセッションデータを保存するだけで、有効期限は自動的に管理される場合があります。しかし、RDSをセッションストアとして使用する場合は、有効期限を明示的に管理する必要があります。

有効期限の管理には、以下のような方法があります。

  • セッションテーブルに有効期限カラムを追加し、定期的に過期したセッションを削除する
  • セッションデータに有効期限を含め、有効期限が切れたセッションデータを自動的に削除

 

セッションストアを実装する場合、RDSとElastiCacheとDynamoDBでどのような違いがありますか?

RDS、ElastiCache、DynamoDBをセッションストアとして使用する場合の主な違いは、以下のような点です。

  1. データの格納方法 RDSはリレーショナルデータベースで、テーブルを使用してデータを格納します。ElastiCacheはインメモリキャッシュで、メモリにデータを格納します。DynamoDBはNoSQLデータベースで、キー-バリュー形式でデータを格納します。
  2. パフォーマンス ElastiCacheはインメモリキャッシュを使用するため、非常に高速に動作します。一方、RDSとDynamoDBはディスクやSSDにデータを保存するため、ElastiCacheに比べて遅い場合があります。
  3. スケーラビリティ ElastiCacheDynamoDBは、ホスティングするインスタンスの数を増やすことで、水平方向にスケーリングすることができます。一方、RDSはマスター-スレーブレプリケーションを使用してスケーリングすることができますが、垂直方向にしかスケーリングすることができません
  4. コスト ElastiCacheは、メモリを使用するため、ストレージに比べてコストが高くなる場合があります。一方、RDSとDynamoDBはストレージを使用するため、ElastiCacheに比べてコストが低くなる場合があります。

以上のように、RDS、ElastiCache、DynamoDBは、それぞれ特性が異なるため、用途に合わせて適切なセッションストアを選択する必要があります。

例えば、速度が求められる場合はElastiCache、スケーリングが求められる場合はDynamoDBが適している場合があります。

 

ElastiCacheとDynamoDBの違いを詳しく教えてください。

ElastiCacheとDynamoDBは、AWSが提供するインメモリキャッシュとNoSQLデータベースのサービスです。

以下に、ElastiCacheとDynamoDBの違いを詳しく説明します。

 

  1. データモデルの違い ElastiCacheはインメモリキャッシュであり、RedisやMemcachedといったデータストアを提供します。一方、DynamoDBはNoSQLデータベースであり、キー-バリュー形式でデータを格納します。DynamoDBは、柔軟性があり、JSONやBSONなどのドキュメント形式でもデータを格納することができます。
  2. パフォーマンスの違い ElastiCacheはメモリにデータを格納するため、非常に高速に動作します。一方、DynamoDBはディスクやSSDにデータを格納するため、ElastiCacheに比べて遅い場合があります。ただし、DynamoDBは高速に読み書きを行うために、特殊な設計がされており、大規模なデータでも高いスループットを実現することができます。
  3. スケーラビリティの違い ElastiCacheは、単一のインスタンスのスケーラビリティに限界があります。一方、DynamoDBは、水平方向にスケーリングすることができ、非常に大規模なデータでも処理できるようになっています。
  4. 操作の違い ElastiCacheは、RedisやMemcachedといった既存のインメモリキャッシュのプロトコルを使用することができます。一方、DynamoDBは独自のAPIを持っており、専用のSDKやドライバーを使用する必要があります。
  5. 料金の違い ElastiCacheは、インスタンスタイプやメモリサイズに応じた課金が行われます。一方、DynamoDBは、ストレージやリクエスト数、スループットの課金が行われます。

以上のように、ElastiCacheとDynamoDBは、それぞれ特性が異なるため、用途に合わせて適切なデータストアを選択する必要があります。

ElastiCacheは高速にアクセスする必要がある場合に適していますが、DynamoDBは柔軟性や大規模なスケーリングが必要な場合に適しています。

 

DynamoDBのユースケースを教えてください。

  1. ウェブアプリケーションのデータストア DynamoDBは、大量のユーザーからのアクセスに対して高いスループットを実現するために設計されています。そのため、ウェブアプリケーションのデータストアとして使用することができます。例えば、ユーザーのプロフィール情報や、セッションデータなどを保存することができます。
  2. ゲームのスコア管理 DynamoDBは、高速な読み書きを実現するために、非常にシンプルなデータモデルを採用しています。そのため、ゲームのスコア管理など、シンプルなデータの格納に適しています。
  3. IoTデータの収集と解析 DynamoDBは、データのスケーリングと高速な読み書きを実現するために、柔軟で拡張性のあるデータモデルを採用しています。そのため、IoTデバイスからのデータの収集と解析に適しています。
  4. オンライントランザクション処理 DynamoDBは、ACIDトランザクションをサポートしているため、オンライントランザクション処理にも適しています。例えば、オンラインストアの注文処理や、銀行口座の残高管理などに使用することができます。
  5. リアルタイムアプリケーション DynamoDBは、ストリーム処理による変更通知をサポートしているため、リアルタイムアプリケーションにも適しています。例えば、リアルタイムチャットアプリケーションや、オンラインゲームなどに使用することができます。

以上のように、DynamoDBは、高速でスケーラブルなNoSQLデータベースとして、さまざまなユースケースに適しています。

 

DynamoDBの使い方を教えてください。

DynamoDBを使用するには、以下の手順を実行する必要があります。

  1. DynamoDBテーブルの作成 DynamoDBコンソールまたはAWS SDKを使用して、DynamoDBテーブルを作成します。テーブルは、キー-バリュー形式でデータを格納します。
  2. データの書き込み AWS SDKを使用して、データをDynamoDBテーブルに書き込みます。書き込むデータは、JSON形式で指定することができます。
  3. データの読み込み AWS SDKを使用して、DynamoDBテーブルからデータを読み込みます。読み込むデータは、キー-バリュー形式で指定すことができます。
  4. クエリの実行 DynamoDBは、クエリを使用してテーブル内のデータを検索することができます。AWS SDKを使用して、クエリを実行し、結果を取得します。
  5. スキャンの実行 DynamoDBは、スキャンを使用してテーブル内のデータを走査することができます。AWS SDKを使用して、スキャンを実行し、結果を取得します。
  6. イベントストリームの処理 DynamoDBは、イベントストリームを使用して、テーブル内のデータの変更をキャプチャし、Lambda関数などのサービスに通知することができます。AWS SDKを使用して、イベントストリームの処理を実装します。
  7. スループットの調整 DynamoDBは、スループットの制限を設定することができます。スループットの制限を超える場合、DynamoDBはスロットリングを行います。AWS SDKを使用して、スループットの調整を実行します。

以上の手順を実行することで、DynamoDBを使用することができます。ただし、DynamoDBはNoSQLデータベースであるため、SQLデータベースとは異なる概念があります。そのため、DynamoDBを使用する前に、データモデルやクエリの構築方法を理解する必要があります。

 

DynamoDBにデータを書き込む場合はAWS SDKしか利用できないのですか?

DynamoDBにデータを書き込むためには、AWS SDKを使用することができますが、AWS CLIやAWS Management Consoleなど、他の方法でも書き込みができます。

AWS CLIを使用する場合、以下のようなコマンドを使用して、DynamoDBにデータを書き込むことができます。

aws dynamodb put-item --table-name MyTable --item '{"id": {"S": "1"}, "name": {"S": "John"}}'

このコマンドでは、MyTableというテーブルに、idnameという属性を持つアイテムを書き込んでいます。

AWS Management Consoleを使用する場合、以下のような手順でデータを書き込むことができます。

  1. DynamoDBコンソールにログインします。
  2. テーブルを選択し、アイテムタブを選択します。
  3. 「新しい項目」ボタンをクリックし、アイテムを作成します。
  4. アイテムの属性を入力し、保存します。

以上のように、AWS SDK以外でも、AWS CLIやAWS Management Consoleを使用して、DynamoDBにデータを書き込むことができます。ただし、AWS SDKを使用する場合は、プログラムからDynamoDBにアクセスすることができるため、自動化や独自の処理を実現することができます。

 

AWS SDKでDynamoDBにデータを書き込む場合はどのようなコードを書けばいいですか?

以下は、AWS SDK for Javaを使用して、DynamoDBにデータを書き込む例です。

 

import com.amazonaws.services.dynamodbv2.AmazonDynamoDB;
import com.amazonaws.services.dynamodbv2.AmazonDynamoDBClientBuilder;
import com.amazonaws.services.dynamodbv2.document.DynamoDB;
import com.amazonaws.services.dynamodbv2.document.Item;
import com.amazonaws.services.dynamodbv2.document.Table;

public class DynamoDBWriteExample {

public static void main(String[] args) {

// AWSクレデンシャルの設定
AmazonDynamoDB client = AmazonDynamoDBClientBuilder.standard()
.withRegion("ap-northeast-1")
.build();
DynamoDB dynamoDB = new DynamoDB(client);

// テーブルの選択
String tableName = "MyTable";
Table table = dynamoDB.getTable(tableName);

// アイテムの作成
Item item = new Item()
.withPrimaryKey("id", "1")
.withString("name", "John");

// アイテムの書き込み
table.putItem(item);

System.out.println("アイテムを書き込みました。");
}
}


 

この例では、AmazonDynamoDBClientBuilderを使用して、AWSクレデンシャルを設定し、DynamoDBオブジェクトを作成しています。次に、getTableメソッドを使用して、書き込み先のテーブルを選択し、Itemオブジェクトを作成しています。最後に、putItemメソッドを使用して、アイテムを書き込んでいます。

このように、AWS SDKを使用することで、JavaプログラムからDynamoDBにデータを書き込むことができます。

 

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