
なぜAWSシステムが選ばれるのか?
VPSやオンプレと比較すれば、なぜAWSが選ばれるのかよくわかると思います。
それぞれ、メリット、デメリットがあるので、なんでもAWSがいいというわけではありません。
しかし、AWSは非常に汎用的に設計されており、これからのネットビジネス利用には欠かせない技術の1つとなっています。
VPSでいいではないか!
現状のアクセス規模であれば問題ありません。管理も簡単ですし、安価でシステム運用が可能です。
しかし、いきなりアクセスが多くなった場合はどうでしょうか?アクセス過多でWEBサイトが落ちてしまいますよね?
しかもそれが課金サイトに繋がるサイトであった場合、当然、お客様が買いたい商品やサービスが買えないわけです。
決済サイトにたどり着けないことを意味します。
AWSでは、そういった場合に備え、サーバを拡張してサイトが落ちない構成にすることが可能です。
もちろん、その分の課金はされますが、従量課金なので一時的に発生するだけです。
アクセスが急に減る場合であっても、その分をサーバを減らすなどしてコスト削減が可能なのです。
オンプレでいいではないか!
クラウドサービスですとインターネット上にアクセスしてシステムを操作することが前提です。
つまり、自宅などからでも操作可能なわけです。
なので、セキュリティ上不安なのはよくわかります。
その点もAWSはよくできていて、2段階認証やIPによる権限アクセス、監査ログ、アラームなど用意されており、
アクセスされないようにすること、アクセスされてもすぐわかること、権限昇格されてなんでも利用できるようにできないような仕組みを利用することが可能です。
逆にオンプレの場合、システムにアクセスできる場所や機器が制限されている場合が多く、緊急時にシステムアクセスしにくいという弱点があります。
もちろん、クラウドサービスのようにインターネット上からアクセスさせることも可能ですが、独自のシステムを組む必要があり、運用コストが多くなります。
関係者しかしらない分、セキュリティが保たれるという考え方もありますが、一部の人しか知らないから破られたこともわかりにくいという見方もできるのです。
更に、新規にサーバを追加する場合も、申請書を書いたりしなくてはならず、間違いがあると手直しが必要になり、申請が通るまで社内稟議を通して3週間かかるなんてこともざらです。
その他の理由
- 技術者にとっても、利用者にとっても便利で使いやすい
- 技術者(エンジニア)にとって使いやすい
- 利用した分だけ料金がかかる
- やりたい情報処理構成をすぐ準備構築できる
- 転売がラク
- 知っているエンジニアが多い
- 保守を専門としている業者も多い
- AWSパートナーの資格を持っている業者がある
- 安心して利用できる(エンジニアがいなくなっても相談できる業者が多い)
- アクセス数に減ってきたらコスト削減できる
- 開発速度を上げることが可能(短納期が可能)
- できるかどうかわからないシステム構成を簡単に試すことが可能(PoC)
- ロードバランサー(LB)をすぐクラウド上で作成できる
- 負荷分散や冗長化に対応できる
- WAFをLBにアタッチしてすぐ利用できる
- セキュリティが保たれる