運用監視チェック事項 - CloudWatch

運用監視におけるチェック事項は、アプリケーションやシステムの要件、スケール、リソース、インフラストラクチャに依存しますが、一般的な監視対象として以下のようなものがあります:

システムレベル

1. **CPU使用率**: 高いCPU使用率はパフォーマンス問題や過負荷の兆候である可能性があります。
2. **メモリ使用率**: 不足しているとシステムが遅くなるか、エラーが発生します。
3. **ディスク使用率**: ディスク容量がいっぱいになると、新たなファイルの作成やデータの保存ができなくなります。
4. **ネットワーク帯域**: ネットワークの過負荷や不正なトラフィックを検出します。
5. **システムログ**: エラーや警告メッセージがないか確認します。

アプリケーションレベル

1. **応答時間**: アプリケーションが遅いとユーザーエクスペリエンスが低下します。
2. **エラーレート**: 高いエラーレートは、何らかの問題が発生している可能性があります。
3. **トランザクション数**: 突然のトランザクション数の増減は、問題の兆候である可能性があります。

セキュリティ

1. **不正アクセスの試み**: ログイン失敗や異常なアクセスパターンをチェック。
2. **セキュリティパッチ**: セキュリティパッチが適用されているか、新しいパッチが利用可能か確認。
3. **ファイアウォール**: 許可されていないトラフィックがブロックされているか確認。

その他

1. **バックアップ**: バックアップが正常に取られているか、リストアも機能しているか確認。
2. **高可用性**: レプリケーション、クラスタリング、負荷分散など、高可用性のメカニズムが正常に動作しているか。
3. **コンフィギュレーション**: 設定変更が予定通りか、または設定の変更が問題を引き起こしていないか。

これらは一例であり、特定のアプリケーションや環境に特有の監視項目も存在することが多いです。計画的な運用監視を行うためには、これらの項目を定期的にレビューし、必要に応じて調整することが重要です。

 

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