ansibleの基本的な使い方

Ansibleは、ソフトウェアのプロビジョニング、設定管理、アプリケーションデプロイメントなどを自動化するツールです。

以下はAnsibleの基本的な使い方についてのガイドです。

インストール

AnsibleはPythonで書かれているため、pipコマンドを使って簡単にインストールできます。

pip install ansible

もしくは、Linuxディストリビューションのパッケージマネージャーを使ってインストールすることもできます。Ubuntuの場合は以下のようにします。

sudo apt update
sudo apt install ansible

インベントリの設定

Ansibleで管理するホスト群をリストするためのインベントリファイルを作成します。

このファイルは通常、/etc/ansible/hostsに配置されますが、任意の場所に作成してパスを指定することも可能です。

例えば、

# /path/to/inventory.ini
[web]
192.168.1.2
192.168.1.3

[db]
192.168.1.4

この例では、webdbという二つのグループを作成し、それぞれに異なるホストを割り当てています。

Ad-hocコマンド

簡単なタスクをすぐに実行する場合は、Ad-hocコマンドを使用できます。

例えば、すべてのwebサーバーでuptimeコマンドを実行するには、以下のようにします。

ansible web -i /path/to/inventory.ini -m command -a "uptime"

Playbookの作成

より複雑な操作にはPlaybookを使用します。PlaybookはYAML形式で記述されます。

例えば、ApacheをインストールするPlaybookは以下のようになります。

---
- hosts: web
tasks:
- name: Install Apache
apt:
name: apache2
state: present

Playbookの実行

作成したPlaybookを実行するには、以下のコマンドを使用します。

ansible-playbook -i /path/to/inventory.ini /path/to/playbook.yml

以上がAnsibleの非常に基本的な使い方です。Ansibleは非常に多機能で柔軟なツールですので、これは氷山の一角に過ぎません。状況に応じてモジュールを使用したり、変数を定義したり、テンプレートを使用したりすることで、様々な自動化タスクを効率的に行えます。

 

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