
目次
【AWS】SnowBallの種類
- AWS Snowball
- AWS Snowball Edge
- AWS Snowball Edge Compute Optimized
- AWS Snowball Edge Storage Optimized
- AWS Snowmobile
AWS Snowball
AWS Snowball は、安全なデバイスを使用して AWS クラウドの内外に大量のデータを転送するペタバイト規模のデータ転送サービスです。
現在はSnowBall Edgeの利用が推奨されており、利用することはありません。
Snowball はセキュリティを考慮して設計されたデバイスを使用して、ペタバイト規模のデータ転送を可能にします。このデバイスを利用してAWS クラウド内外に大容量データを転送できます。
Snowball を使用すると、高いネットワークコスト、長時間かかる転送、セキュリティ面の懸念といった、大規模なデータ転送に関する一般的な課題を解決できます。
データを簡単、迅速、安全に転送でき、高速インターネットによるデータ転送と比較して、コストは5 分の 1 ほどで済みます。
AWS Snowball Edge
AWS Snowball Edge はデータ移行とエッジコンピューティングのデバイスです。
統合されたストレージとコンピューティング機能を備えた 100 TB のデータ転送デバイスであり、ペタバイト規模のデータの移動、遠隔地やオフラインのロケーションでの簡単な事前処理の実行に使用できます。
エクサバイト規模のデータ転送には役割不足です。
AWS Snowball Edge はデータ移行とエッジコンピューティングのデバイスであり、2つのタイプがあります。
Snowball Edge Compute Optimized
Snowball Edge Compute Optimized は、機械学習、フルモーション動画分析、分析、ローカルコンピューティングスタックなどのユースケースに強力なコンピューティングリソースを提供します。
このデバイスは、S3 互換オブジェクトストレージまたは EBS 互換ブロックボリューム用に 42 TB の使用可能な HDD 容量を提供します。
Snowball Edge Compute Optimized は、切断された環境における高度な機械学習およびフルモーションビデオ分析などを実行するため、52 個の vCPU、ブロックストレージとオブジェクトストレージ、オプションの GPU を提供します。
Snowball Edge で EC2 AMI の実行や AWS Lambda コードのデプロイを行うことにより、機械学習や他のアプリケーションでローカルに処理および分析を行うことができます。
Snowball Edge Storage Optimized
Snowball Edge Storage Optimized デバイスは、大規模なデータ移行と定期的な転送ワークフロー、およびさらに高容量を必要とするローカルコンピューティングに適しています。
Snowball Edge Storage Optimized は、ブロックボリュームと Amazon S3 互換オブジェクトストレージに 100TB の HDD 容量を提供します。
しかしながら、利用可能なボリュームは80TBほどです。
したがって、100TBのデータを移行するためには、Snowball Edge Storage Optimized が少なくとも2台必要であり、他の選択肢では容量が不足します。
Snowball Edge Storage Optimized は、ブロックストレージと Amazon S3 と互換性のあるオブジェクトストレージの両方、および 24 個の vCPU を提供します。ローカルストレージや大規模データ転送に最適です。
AWS Snowmobile
AWS Snowmobile は、超大容量データを AWS に移動するために使用できるエクサバイト規模のデータ転送サービスです。
セミトレーラートラックが牽引する長さ 14 m の丈夫な輸送コンテナで、Snowmobile 1 台あたり 100 PB まで転送できます。
Snowmobile を使うと、ビデオライブラリや画像リポジトリ、またはデータセンター全体まで、膨大な量のデータを簡単にクラウドに移動できます。
Snowmobile でのデータ転送は、より安全かつ高速で、コスト効率の良い方法です。