
Linux2がなぜカーネルバージョン、4.14と5.10を採用しているのか?(それ以外をサポートしていないのか)
@darcy_it_comが独自に推測してみたいと思います。
AWSのシステム設計時に役立つ知識なので読んでおくと、設計構築のやり直しによる時間コストを軽減することができるでしょう。
Linux2のAMIを確認してみる
すると、5.10と4.14のみをサポートしていることがわかります。
Linuxカーネルバージョンサポート期間
公式サイトで確認する
すると以下のように記載されていることがわかります。(2022/12現在)
Version | Maintainer | Released | Projected EOL |
---|---|---|---|
5.15 | Greg Kroah-Hartman & Sasha Levin | 2021-10-31 | Oct, 2023 |
5.10 | Greg Kroah-Hartman & Sasha Levin | 2020-12-13 | Dec, 2026 |
5.4 | Greg Kroah-Hartman & Sasha Levin | 2019-11-24 | Dec, 2025 |
4.19 | Greg Kroah-Hartman & Sasha Levin | 2018-10-22 | Dec, 2024 |
4.14 | Greg Kroah-Hartman & Sasha Levin | 2017-11-12 | Jan, 2024 |
4.9 | Greg Kroah-Hartman & Sasha Levin | 2016-12-11 | Jan, 2023 |
サポート期間が長いことがわかりました。
結論
Long Term Support(LTS)のバージョンだから!ですね。多分。。。
カーネルバージョンアップに伴う、プログラム改修やテストの期間を長くすることで安定運用を長期化できるので、
設計時には必ずチェックしておくことをおすすめします。
参考HP