
RDSのマルチAZ構成の障害時の動作
フェールオーバーが自動的に処理
DBインスタンスのCNAMEレコードをスタンバイから切り替えて、新しいプライマリに昇格
RDSをマルチAZ構成すると
RDSにおいて、プライマリデータベースが応答しない場合、自動フェールオーバーが実行されます。
マルチAZ展開は、データベース(DB)インスタンスの可用性と耐久性を強化することができます。
マルチAZ DBインスタンスをプロビジョニングすると、RDSは自動的にプライマリDBインスタンスを作成し、異なるAZのスタンバイインスタンスにデータを同期的に複製します。
各AZは物理的に独立したインフラストラクチャ上で動作し、信頼性が高くなるように設計されています。プライマリーDBでの障害発生時、RDSはスタンバイへと自動フェイルオーバーを実行します。
リードレプリカではどうなる?
RDSのリードレプリカは読取処理の負荷軽減に役立てることができますが、自動フェイルオーバーを実行することはできません。
ただし、災害対応として、リードレプリカをマスターDBとして独立させる操作は可能です。
しかしながら、これには時間を要するため、フェールオーバーのような素早い切り替えは実施できません。
RDS Storage Auto Scaling では、増加するデータベースのワークロードに応じてストレージ容量がダウンタイムなしで自動的にスケールされます。自動フェイルオーバーを実行することはできません。