
目次
S3ストレージクラスの種類と特徴についてまとめた記事です。
S3を利用する際に見ておくとよいでしょう。
S3ストレージクラスの種類と特徴
S3ストレージクラスは以下のものがあります。
- S3 One-Zone-IA
- S3 Intelligent Tiering
- S3 Standard
- S3 Standard IA(標準 IA)
それぞれの特徴を見ていきましょう。
S3 Intelligent-Tiering (インテリジェントティアリング)の特徴
アクセスパターンを把握するために何らか特別な開発をする必要はなく、S3を有効活用できます。
このストレージクラスには、高頻度と低頻度という2つのアクセス階層が組み込まれています。
両方の階層とも、Standard(標準)ストレージクラスと同等の低レイテンシーを提供します
Standard-IA(標準-低頻度アクセス)の特徴
データがあまりアクセスされないとほぼ確信している場合には、コスト節約の観点で有効です。
しかし、アクセスパターンが予測できない場合や、変わりうる場合、Intelligent-Teringが有効です。
One Zone-IAの特徴
One Zone-IA は長期保管で、あまりアクセスされず、クリティカルではないデータ向けに設計されています。
S3 One Zone-IA は、オンプレミスデータのセカンダリバックアップコピーの保存や、コンプライアンスや災害復旧の目的で別の AWS リージョンに既にレプリケートされているストレージなど、再作成可能なアクセス頻度の低いデータのユースケースを対象としています。
S3 One Zone-IA では、アクセス頻度の低いデータを S3 Standard-IA より 20% 低コストで単一アベイラビリティーゾーンに保存しています。
Standard (標準)の特徴
よくアクセスされるデータ向けに設計されています。
S3 標準は、アクセス頻度の高いデータ向けに高い耐久性、可用性、パフォーマンスのオブジェクトストレージを提供します。
S3の中では最もコストが高いストレージです。
ユースケース
予測可能なアクセスパターンを持つ動的ウェブサイトで頻繁に利用するような場合
Standard-IA (標準-低頻度アクセス)の特徴
長期保管で、あまりアクセスされないデータ向けに設計されています。
S3のストレージクラスのそれぞれの特徴