
【S3】バージョニング機能とは?
バージョニングとは、同じバケット内でオブジェクトの複数のバリアントを保持する手段です。
バージョニングを使用して、S3 バケットに格納されたあらゆるオブジェクトのあらゆるバージョンを、格納、取得、復元することができます。
バージョニングを使用すれば、意図しないユーザーアクションからもアプリケーション障害からも、簡単にデータを復旧できます
ユースケース①
ある企業では社員が利用したシステムログをS3に保存しています。
データアップロード・変更などが日常的に実施されるため、ユーザーが誤ってS3バケット内のオブジェクトを削除してしまう懸念があります。
これに対応する設定を実施する必要がありますが、業務に支障がない手段を取る必要があります
このときS3バケット内のオブジェクトの誤った削除を防ぐための方法として利用する
バージョニングの特徴
S3バケットに対してMFA認証を有効化すると削除に対して認証情報を問われることになり、作業ミスを防ぐことができます。
IAMロールではなくIAMユーザーによって、アクセス権限の設定を行います。
すぐ活用できるデータとして蓄積する場合はS3標準ストレージを利用することが最適です。
その上で、バージョニングはバケットレベルで行われ、オブジェクトの以前のバージョンの復元に使用できます。