ローカルマシン上でPackerを利用してAMIを作成する手順を以下に示します:(Linux)
1. **Packerのインストール**:
最初に、Packerをローカルマシンにインストールする必要があります。公式サイトから適切なバージョンのPackerをダウンロードしてインストールしてください。
例(Linuxの場合):
wget https://releases.hashicorp.com/packer/1.7.8/packer_1.7.8_linux_amd64.zip unzip packer_1.7.8_linux_amd64.zip sudo mv packer /usr/local/bin/
2. **AWS認証情報の設定**:
PackerがAWSにアクセスできるように、AWS CLIを使って認証情報を設定します。まず、AWS CLIをインストールして、aws configure
コマンドでアクセスキー、シークレットキー、リージョン、出力フォーマットを設定します。
aws configure
3. **Packerの設定ファイルの作成**:
Packerの設定 (example.json
など) を作成します。このファイルは、PackerがAMIを作成する方法に関する情報を含みます。以下は簡単な例です:
{ "builders": [{ "type": "amazon-ebs", "region": "us-west-1", "source_ami_filter": { "filters": { "virtualization-type": "hvm", "name": "ubuntu/images/*ubuntu-xenial-16.04-amd64-server-*", "root-device-type": "ebs" }, "owners": ["099720109477"], "most_recent": true }, "instance_type": "t2.micro", "ssh_username": "ubuntu", "ami_name": "packer-example {{timestamp}}" }] }
4. **Packerの実行**:
作成した設定ファイルを使用してPackerを実行します。これにより、新しいAMIが作成されます。
packer build example.json
5. **結果の確認**:
AWS Management ConsoleのEC2ダッシュボードを開き、新しく作成されたAMIがリストに表示されていることを確認します。
以上が、ローカルマシン上でPackerを使用してAMIを作成する基本的な手順です。もちろん、より詳細な設定やカスタマイズが必要な場合は、Packerのドキュメントやヘルプを参照してください。
Windowsの場合
Windowsマシン上でPackerを利用してAMIを作成する場合、手順は基本的に同じですが、インストールやコマンドの実行方法にいくつかの違いがあります。以下に、Windowsでの手順を示します:
1. **Packerのインストール**:
公式サイトからWindows向けのPackerをダウンロードします。
- [Packer Downloads Page](https://www.packer.io/downloads) からWindows用のバイナリをダウンロードします。
- ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
- packer.exe
を適切なディレクトリに移動し、PATH環境変数にそのディレクトリを追加します。
2. **AWS認証情報の設定**:
AWS CLIを使って認証情報を設定します。まず、AWS CLIのWindows版をインストールします。その後、コマンドプロンプトやPowerShellで aws configure
コマンドを実行して、アクセスキー、シークレットキー、リージョン、出力フォーマットを設定します。
aws configure
3. **Packerの設定ファイルの作成**:
これはLinuxと同じです。適切な設定 (example.json
など) を作成します。
4. **Packerの実行**:
コマンドプロンプトやPowerShellを開き、作成した設定ファイルを使用してPackerを実行します。
packer build example.json
5. **結果の確認**:
AWS Management ConsoleのEC2ダッシュボードを開き、新しく作成されたAMIがリストに表示されていることを確認します。
これが、Windowsマシン上でPackerを使用してAMIを作成する基本的な手順です。もちろん、詳細な設定やカスタマイズが必要な場合は、Packerのドキュメントやヘルプを参照してください。