Packer（Hashicorp) - メリットとは？
PackerはHashiCorpが開発したオープンソースのツールで、一貫性のあるイメージや仮想マシンのテンプレートを作成するためのものです。Packerは、一つのソース設定から多数のクラウドや仮想化プラットフォーム向けにイメージを自動的に構築し、それらのイメージをアーティファクトとして出力することができます。
Packerの主な特徴:
1. マルチプラットフォーム: PackerはAWS (AMI)、Google Cloud (GCE)、Azure、VirtualBox、VMware、Dockerなど、
さまざまなプロバイダーやプラットフォーム向けのイメージを作成することができます。
2. インフラストラクチャアズコード: Packerの設定はコード（主にJSON形式）で書かれ、バージョン管理システムでの管理や共有が容易です。
3. プラグインアーキテクチャ: Packerはプラグインアーキテクチャを持っており、独自のプラグインを作成して拡張することが可能です。
Packerを利用する場面:
1. 一貫性のあるデプロイ: 同じソフトウェアや設定を持つ複数の環境（開発、ステージング、本番）でのイメージ作成。
2. イミュータブルインフラストラクチャ: サーバーの変更を行わず、新しいイメージを作成し、それをデプロイすることで変更を適用するアプローチ。
3. 自動化: CI/CDパイプラインに組み込んで、コードの変更毎に新しいイメージを自動的にビルド。
4. クロスクラウドデプロイ: 複数のクラウドプロバイダーに対して一貫性のあるイメージをデプロイする必要がある場合。
5. テンプレート作成: システムの構成やミドルウェア、アプリケーションの設定を含む仮想マシンのテンプレートを作成し、短時間で新しい環境を構築するために利用。
Packerは、DevOps文化や自動化、インフラストラクチャアズコードのアプローチを採用している組織やプロジェクトで非常に人気があります。
一度設定が行われると、効率的に一貫性のあるイメージを生成し、デプロイメントを容易にすることができます。
