cloudfrontの使い方
AWS CloudFrontは、Amazon Web Services(AWS)が提供するコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)サービスです。このサービスを使用すると、ウェブコンテンツやアプリケーションを世界中のユーザーに高速かつ安全に配信することができます。
基本的なCloudFrontの使い方を以下に示します。
CloudFrontの設定手順
1. **AWSマネジメントコンソールにログイン**:
AWSのマネジメントコンソールにログインして、Services
メニューから CloudFront
を選択します。
2. **Distributionの作成**:
Create Distribution
ボタンをクリックして、新しいDistributionを作成します。
3. **配信方法の選択**:
CloudFrontは、ウェブコンテンツとRTMPメディアストリームの両方を配信できます。ウェブコンテンツを配信する場合は、Web
を選択します。
4. **オリジン設定**:
コンテンツが保存されている場所(オリジン)を指定します。これはS3バケット、EC2インスタンス、または自分自身のWebサーバーなどである可能性があります。
5. **Cache Behavior**:
キャッシュの挙動を設定します。たとえば、どのHTTPメソッド(GET、POSTなど)をキャッシュするか、キャッシュされたコンテンツがどれくらいの期間有効であるかなどを設定できます。
6. **Distributionの設定**:
他にもSSL証明書の設定、ロギング、WAF(Web Application Firewall)の設定など、多数のオプションがあります。
7. **Distributionの作成**:
必要な設定をすべて行ったら、Create Distribution
ボタンをクリックしてDistributionを作成します。
8. **DNS設定**:
Distributionが作成されたら、与えられたURL(またはCNAME)を使用してアクセスできます。必要に応じて、このURLをDNS設定で独自のドメインにマッピングすることもできます。
9. **コンテンツの配信**: Distributionが有効になったら、指定したオリジンからコンテンツを高速に配信できます。
以上が基本的な手順ですが、CloudFrontにはさまざまな高度な機能(エッジラムダ、署名付きURLなど)もありますので、具体的なニーズに応じて設定をカスタマイズできます。