REST APIとRESTful APIの違い

「REST API」と「RESTful API」の用語はしばしば同義として用いられることが多いですが、厳密には少し異なる場合もあります。

### REST API

- REST(Representational State Transfer)の原則に従ったAPIとはいえ、すべての原則に厳密に従っているわけではない場合もある。
- RESTアーキテクチャスタイルの一部の要素を実装しているが、全部はカバーしていない場合にもこの用語が使われることがあります。
- "REST API"は、RESTの概念に基づいているものの、全てのREST原則を完全には実装していないAPIにも使われることがあります。

### RESTful API

- RESTの原則に完全に準拠して設計されたAPIを指す場合が多い。
- つまり、リソース指向、ステートレスな設計、クライアントとサーバーの分離、キャッシュ可能なレスポンス、レイヤー化されたシステム構造、コードオンデマンド(オプション)など、RESTが提唱するすべての制約に従っています。

ただし、これらの定義は厳密に標準化されているわけではなく、文脈や解釈によって変わる場合もあります。一般的には、どちらの用語もRESTの原則に基づいたAPIを指す場合が多いです。

 

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